#11 失敗の数を増やす
あなたにとって、失敗は怖いものですか?
失敗を避けて生きていますか?
誰しも失敗は辛いし、恥ずかしいし、出来れば失敗せずに最初から成功したいものです。
僕もそうでした。
失敗が怖くて何も挑戦ができず、インプットがまだ自分には足りてないと本ばかり読んでました。
でも、インプットばかりでアウトプットしてないので、一向に挑戦は前に進まない。
そして、インプットを続けるうちに「やっぱ自分は無理かも…」「思ったよりもめんどくさい…」などと考えて、結局挑戦しない。
そんなことを繰り返していました。
でも、みなさんも上記の状態を客観的に見てどう思うでしょうか?
「早くやれ。」ですよね?
いや、それは分かってるけどできないんだよ…って人はいるかもですね。
正直、同じ男としては「喝!!!!」としか言いようがありませんが(笑)、マインドチェンジをするための方法をいくつかお伝えします。
ただ、実は僕のマインドが変わったのは、上記に書いた通り「失敗を繰り返すのが、結局最速で合理的だな」って思えたからでした。
ただ、もちろん失敗をする上での注意点もあります。
この記事では「(戦略的に)失敗の数を増やす」をテーマに書くので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
そもそも、なぜ失敗が大切なのか?

でもさ、失敗しないように練習するのも大切じゃない?
なぜ、わざわざ失敗の数を増やそうとするの?
と思った人もいるかもしれません。
まず、大前提として失敗しなくて良いなら、失敗しないに越したことはありません。
自分が成長しなかったり、同じ失敗を繰り返す「無駄な失敗」は少ないに超したことはありません。
しかし、あなたが何かを挑戦したり、成長したいと思ったら、必ず(良い)失敗が必要です。
なぜなら、あなたはその分野ではビギナーだから。あなたは初心者で、Lv.1の人なんだから。
ドラクエでレベルをUPするためには、モンスターを倒す必要がありますが、全クリまで一度も負けないと思いますか?
ポケモンでモンスターボールを投げても、一度も逃げられなかった人っていますか?
いませんよね。
ゲームの世界だとわかりやすいですが、
- 勝ったり負けたり
- 上手く操作できたり、できなかったり
- 仲間になったり、ならなかったり
クリアするまでに「失敗」したことは多いはず。
そして、失敗して始めて成長している自分に気づくはずです。
できないことをできるように変えたいって努力するから、成功することがあるのです。
そこで1番遠回りなのって何でしょうか?
「失敗をしないこと」ですよね。
なぜなら、失敗をしないことには成長することがないから。できないことはずっとできないままになってしまう。
なので、タイトルの「なぜ失敗が大切なのか?」に回答するなら、「失敗しないと前に進めないから」が回答になります。
良い失敗の条件3つ

よし、これからは沢山失敗するぞ!
と思った人もいると思います。
しかし、闇雲に失敗を繰り返すのが良いわけではありません。というより、してはいけない失敗もあります。
ここでは、良い失敗の条件を3つほど紹介します。
- 致命傷は負わない
- 初めての失敗にする(同じ失敗を繰り返さない)
- ラーニングゾーン内の失敗にする
ぱっと見、難しいなと思うかもですが一番大切なのは「致命傷は負わない」ってところです。
致命傷さえ負わなければ、何度でも失敗できるからですね。
それぞれ詳しく解説します。
条件① 致命傷は負わない
失敗するときに、例えば
- 初めてのビジネスで借金を1000万して、起業
- しかし、うまくいかなくて撤退。
- 残ったのは借金だけ
みたいな状態になると、かなりの痛手で次の挑戦にまで影響してきます。
(借金は最悪自己破産でチャラにできると言っても、1000万円もの借金は返すのにかなりの時間がかかります。)
こういった致命傷を負うような失敗は避けましょう。
まぁ、借金ぐらいなら…と思う人もいるかもしれませんが、
- 法律スレスレのビジネスを始めたり
- 関わっている人全員の信頼を失うやり方をしたり
- 最悪、命が危ないようなことに挑戦したり…
など、「失敗した時に人生が狂う。。。」みたいな失敗はなるべく避けましょう。
では、どういった失敗を増やす必要があるのか?
同じ失敗をするなら、「小さい失敗」にこしたことはありません。
例えば
- 1万円の初期投資でビジネスを始める
- 店舗や在庫を持たずに、ビジネスを始める
- 女の子に話しかける時、まずは店員さんから話しかけてみる
みたいな挑戦であれば、失敗したとしても「軽傷」で済みます。
最初はこうした失敗で良いんです。
僕も、初めてビジネスを当てるまでに5個ぐらいビジネスを潰しています。
しかし、どのビジネスも初期費用は10万円もかけてないですし、失敗したとしても軽傷なビジネスでした。
今でも、初めてビジネスを起こす時は「なるべく最低限のお金で…」ビジネスに挑戦するようにしてます。
なので、失敗において「致命傷は負わない」ことを頭に入れてて欲しいです。
条件② 初めての失敗にする(同じ失敗を繰り返さない)
ここは当たり前のことですが、何度も同じ失敗をするのは(なるべく)避けましょう。
失敗をしたら、「なぜ、失敗したのか?」を紙やノートに書き出してください。
そして、次はその失敗をしないように仕組みで解決するのです。
例えば、僕の失敗。
せっかく案件を受けたのに、副業に確保できる時間がなくて案件をお断りしなければならなくなることがありました。。。
(関わってくれた人にはかなり迷惑をかけてしまいました)
ただ、その時の経験から学んで
- メインで抱える案件は一つだけに絞る
- 朝早くに起きて、作業をする(以来、朝4時起き)
を継続しています。
これを徹底してから、副業にさける時間は安定して確保できて、メインの案件にも集中できるようになりました。
このように、失敗をした時は必ず分析して行動ベースの対策を練りましょう。
方法③ ラーニングゾーン内の失敗にする
人間には3つのゾーンがあると言われていて
- パニックゾーン
- ラーニングゾーン
- コンフォートゾーン
があると言われています。
そして、それを書いた図がこちら↓

まぁ、なんと汚い図なのか。というツッコミはおいておいて。
ラーニングゾーンは「自分の成長になる」ゾーンと書いていますよね。
あるあるなのが
コンフォートゾーン内に閉じこもって動かないこと。
です。
コンフォートゾーンだと心地よいんですよね。
知っていることが大半だし、周りの人も顔見知りだし、特に行動しなくてもなんとかなるし…
逆に、もう一つの(あるある?)ゾーンが「パニックゾーン」なのですが、ここまでの挑戦はやりすぎです。
例えば、
- ビジネス初心者なのに、いきなり大量広告を出して集客する
- いきなり何千、何万人の前でスピーチをする
- 普段女の子と話さないのに、いきなり美女にナンパしにかかる
…みたいな。
普通にパニックになりますし、失敗しても学ぶことは特になくて「やりすぎゾーン」です。
しかし、「ラーニングゾーン」はちょうど良い負荷で、失敗しても学びがあるゾーンです。
「コンフォートゾーンの1, 2歩外。」みたいなイメージでしょうか。
致命傷になる失敗はするな。と似ていますが、ラーニングゾーンで起こる失敗は致命傷にもなりづらいです。
なので
- 成長したい
- 自分を変えたい
- 新しい挑戦をしたい
と考えている人は「ラーニングゾーンに留まる」戦略がおすすめですよ〜
大成功した人でも、失敗の数が多かった。
有名な話ですが、発明王こと「トーマス・エジソン」は実は「失敗王」とも呼ばれているほど、失敗の数が多かったみたいです。

電球の発明をした偉い人ですね。
それに、エジソンは生涯で1000以上の発明をした言われており、僕では考えられないぐらい頭の良い人だなって思います。
でも、そんな人でもたくさん失敗をしていたようです。
エジソンの有名な名言に
I have not failed. I’ve just found 10,000 ways that won’t work.
(私は失敗したことはない。うまくいかないやり方を10,000通り見つけただけだ。)
というものがありますが、エジソン自身は失敗を失敗と思っていなかったようです。
(見習いたい…)
余談ですが、もう一つエジソンで有名な名言があって
Genius is one percent inspiration and ninety-nine percent perspiration.
(天才とは 1 % のひらめきと 99 % の努力から成る)
とも言っており、努力が大切なんだと伝えてくれています。
なので、失敗することがあっても「うまくいかないやり方を見つけただけ」と考えて、どんどん挑戦していきたいですね。
まとめ 失敗をたくさんして、最速で成長しよう
この記事では「失敗の数を増やす」をテーマに、良い失敗、悪い失敗などを解説してきました。
この記事で伝えたいメッセージは一つで、冒頭にも書いた「失敗を繰り返すのが、結局最速で合理的だな」ってことです。
「失敗をしない」ってことは逆に悪戦略ってわけですね。
日本の教育では失敗はダメ。失敗は悪。みたいな風潮があって、それにとらわれている人も多いかもしれません。
しかし、失敗を受け入れた途端、行動するのが楽になります。結果、気づいてたら他の人よりも圧倒的な差が生まれていることが多いです。
(少なくとも、僕はそうでした。)
それに、失敗話は面白いです。
僕は初めて会った人には失敗した話をすることが多くて、逆に失敗話をする方が共感してもらえるし信頼もされます。
(ついでに、謙虚ですね。とか言ってもらえて好印象になります。笑)
歳いった時に、失敗話をたくさん語れる人になりたいな。
僕はそんな、人間味のある人になりたいです。
皆さんはどうでしょうか?
この記事で「失敗」に対する認識が改まってくれたら嬉しいです。
それでは!
