#7 依存症に立ち向かう
自分は依存症じゃない。
誰しも、そう思うものです。
例えば、夜な夜なゲームをする自分に対して
- 自分はコントロールできている
- やめようと思ったら、いつでも辞められる
- ストレスのある環境が悪い
とか思っています。
でも、ゲームのせいで夜更かしをして、次の日に体がだるい。
しかも、夜更かしをするので睡眠時間が少なくなって、ニキビだらけになっている。
気がつけばゲームのことを考えていて、常に「ゲームしたいな」と考えている。
通学の時間でも、学校でテストがある前日でもお構いなし。
ゲームの世界で認められたり、上手にプレイできるようになるのが嬉しい。
きっかけはちょっとした好奇心だった。
なんだか、見てはいけないものを見るようなつもりで、アダルトな画像を見ていた。
最初の頃は、画像だけでマスターベーションできた。
ただ、行為が終わった後は頭が痛かったり、体がだるい。
次第に、動画じゃないと興奮できないようになってきた。
アダルトサイトを見ているときは、ものすごく興奮している自分がいる。
ただ、マスターベーションが終わるとだるくなって、何もやる気が起きなくなる。
そのうちに、モザイクがないアダルト動画じゃないと満足できない自分がいた。
モザイクのある動画だと満足できず、海外のアダルトサイトを見るようになった。
もう何もやる気が起きない。でも、辞められない。
そのうちに、普通のプレイでは興奮できなくなった。
SMや、特殊なプレイ、熟女、野外などじゃないと興奮できない。
どんどんどんどん、ポルノにハマっていく。
やめたいけど、2日見ない日があればすごいぐらいだ。
依存症と聞いたら、皆さんどんなイメージがありますか?
- 意志力が弱い
- 廃人になる
- 孤独な人
そんなイメージでしょうか?
しかし、依存症になる人は実は真面目だったり、普通に社会生活を送っていたり…身近にいるのです。
依存症になると、その行為以外で幸せを感じにくくなります。
また、専門的な話になりますが「ドーパミンスパイク(ドーパミンが過剰に分泌される)」が起きるので、ドーパミンが抜けるとだるくなってやる気が起きなくなります。
しかも、ドーパミンの受容感度が落ちる(ドーパミンがもっと欲しくなる)ため、前回と同じ刺激では足りず、エスカレートしていきます。
早いうちに辞めれたら良いのですが、重症化してしまうと辞めづらいです。
自分の意思とか関係なく、「脳が乗っ取られる」感覚になるのでやめようと思うと
- イライラ
- 不安感
- 欠乏感
などの強いストレスに悩まされます。
ちなみに、先ほどのゲームとポルノに依存していた頃の話は僕の実体験です。
特に僕はポルノ(オナニー)依存が強くて、小学校6年生~社会人1年目ぐらいまで引きずってました。
普通に、あの頃の青春を返して欲しいです。笑
辛かったです。なんか、気分が晴れないし、やる気だって起こらないし、現実世界で彼女が欲しいとかも思わなくなりますし…
考えてみてください。ドーパミンの奴隷にならずに、あなた本来の力を出しきれたらもっと良い人生になっていたのでは?
僕は後悔してます。
もっと早く、依存症を克服できていたらと。
ちなみに、僕はゲームとポルノの他に
- スマホ依存(SNS)
- 砂糖依存(甘いものばかり食べてしまう)
とかになったこともあって、それを克服してきました。
取り戻しましょう。
これから変わりましょう。
今、依存症がない人は素晴らしいです!現代社会は依存させるようにできてますから。
でも、もし、あなたが依存症だなと感じることがあれば。
やめたくても、やめられない習慣があるとしたら。。。
戦いましょう!
(僕は依存症の克服は戦いだと思ってます。)
勝ってやりましょう。依存症なんかに
僕にできるのは知識を伝えるサポートだけです。あなたが変わろうと思わないと、どうしようもありません。
あなたが依存症を克服できることを願って、この記事を書きます。
依存症を克服した先の世界
依存症を克服した世界は最高です。キラキラしてます。
とかいうつもりはありません。
個人的に思うのは、マイナスが0に戻った世界だなと思うぐらいです。

え、マイナスが0に戻っただけ…それじゃ、やる意味ないじゃん。
と思ったあなた。
別にここで読むのをやめても良いんですよ?笑
冗談です。突き放すようなことを言ってすみません。
いや、マイナスが0に戻るってかなりすごいことですから。
ここまできてやっと、1, 2, …と積み重ねる土台ができるんですから。
依存症を克服することで、何をするにも楽になります
- 友達を作ったり
- 勉強をしたり
- 仕事に精を出したり
有り余るエネルギーを他のことに使えるようになるから当然です。
それに、自分に自信がつくのでどんどんチャレンジできるようになります。
しかも、しかもですよ?
世の中の大半の人は僕が見るに依存症です。
なぜなら、この世の中は依存症にさせようとしてくる人が多いから。
パッと思いつくだけで、依存症になりそうなものはこれだけあります。
- お酒
- ゲーム
- タバコ
- 薬物(市販薬も含む)
- ポルノ
- オナニー
- 女(セックス)
- スマホ(SNS)
- 砂糖
- ギャンブル
- カフェイン
- 買い物
- 仕事
などなど…普通に生きてるだけで依存症になってしまいます。
そんな中で、依存症を克服したあなた。
もうそれは、ゲームの攻略法をあなただけが知ってる状態と同じです。
あるいは、重りをつけるのが必須なランニング大会に、あなただけ重りなしで参加するようなものです。
ぬるげーです。正直。
ただ、依存症を克服した先で努力が必要なのはもちろんです。
でも、依存してる状態ほど努力は辛く感じませんし、むしろ楽しく感じると思います。
なので、依存症を克服してマイナスを0に戻しましょう。本来の自分の力を出し切って生きる方が幸せですよ。
依存症を克服するための方法3選
まず大前提として。
僕は医者でもなければ、カウンセラーでもない、ただの個人の発信です。
正直言って、個人の発信者がこういった精神分野について語るのを闇雲に信じるのは危険です。
うのみにしないでください。笑
最後は自分の頭で考えてください。(もし、僕の発信を継続してみてくれてる人がいれば、今後もこのスタンスは崩さないでください)
また、重度の依存症の人は精神科に行って専門家の元に治療することをおすすめします。
何も恥ずかしがる必要はありません。(僕も精神科にお世話になったこともあります。恥ずかしい気持ちはわかります。笑)
(まぁ、精神科に行っても自分が変わらなければ結局治らないと思いますが…少なくとも、僕はそうでした。笑)
僕が依存症を克服したなと感じるのは、主に2つで
- ゲーム依存
- ポルノ(オナニー)依存
が大きな克服でした。
一つ目のゲーム依存ですが、僕は元々ゲームとかさせてもらえない家でした。
小さい頃はゲームを買ってもらえず、というか、目が悪くなるからあんま画面見ないで。って家でした。
(今思えば、そこまでゲームに厳しくなかったと思います。ていうか、普通に良い教育方針だったと思います。ありがとう、母さん。笑)
初めてゲームを買ってもらったのは、小学校4年生の時。
DSってやつでした。
ただ、それもかなりの制限付き。1日10分とかその辺でした。
楽しかった。
そこから紆余曲折あって、Nintendo Switchを小学校5年生の時に買ってもらった。
インターネットが繋がって、対戦ゲームになった瞬間、僕のゲーム魂に火がつきました。(スプラトゥーン)
学校帰りに友達と、夜もずっとやっていました。
勉強など、もちろんそっちのけでゲームばっかりやっていました。
中学になっても同じです。深夜まで友達とゲームをやっていました。
受験期はゲームを深夜3時までやっていました。(そのせいでニキビだらけになったのですが…)
高校になっても、対戦ゲームをずっとやっていました。ゲームが友達でした。
まぁ、普通の青春と思うかもしれません。友達もできましたし。
でも、明らかに成績が落ちたり、何もやる気が起きなくなったり…
今思えば、学生時代にもっと恋愛とかしておけばよかったのに…って本当に思います。
しかも、僕拗らせてたタイプで学校行事とか「何やってんだろ。アホらし」とか思っちゃうタイプの(痛い)学生でした…
もっと楽しんでおけばよかったのに。まぁ、そう後悔しても仕方ありません。
そして、このままじゃダメだと思って学校を辞めた高校2年の6月。
ゲームを捨てました。
全て。
スマホアプリも消しました。いや、アプリ消すだけじゃなくてアカウントを削除して、もうログインもできないようにしました。
はい、これで依存症を克服!笑
自分でも、軽度だったのかと思います。はい。笑
でも、全部消して1ヶ月間運動とか、本を読んだりするだけでゲームをやりたい気持ちがすっぱりなくなりました。

いやいや、そんなことで辞めれるのかよ。
そんなんじゃ僕の依存は治せないよ。
と思って、ブラウザを閉じようと思った大量の読者の皆さん。
ちょっと待ったぁ!笑
僕だって、試行錯誤してきたのです。
依存症に関する本も何冊も読みました。
依存症になる仕組みを理解して、正しく対処できるようになるまで、かなりの時間がかかりました。
軽く書きましたが、ゲームを消してもアプリをインストールしてゲームしてしまったり、「ゲームしたい!!」と言ってベッドの上でもがいてた時もあります。
(ちょっとした禁断症状?的なやつが発生しちゃいました。)
思ったよりゲームのエピソードが長くなったので、ポルノ依存の克服エピソードも書きたかったのですが省略します。
(似たようなもんです)
そこで、僕がやって効果の高かった依存症克服の方法を3つ書きます。
- 天然のドーパミンを得る
- 簡単にアクセスできないようにする
- トリガーが引かれたら別のことをする
正直、この3つができればほとんどの依存症は解決できると思います。
特に大切なのが、「天然のドーパミンを得る」ことです。
大切なところなので、一つずつ解説しますね。
方法① 天然のドーパミンを得る

そもそも、ドーパミンってなんだ?
って人もいるかもしれません。
ドーパミンとは簡単に言うと、脳内の報酬物質のことで行動を起こさせるために必要な「達成感」とかを感じれます。
例えば、受験に合格するって目標に対して努力して、合格できた時の「やったぁ!」みたいな。
好きな女の子にアプローチをして、やっと付き合えた時の「やったぁ!」みたいな…
そして、後述しますがドーパミンこそが依存症になる原因です。
では、ドーパミンの天然/人工とはどう言ったものなのでしょうか?
ちょっとイメージしてみて欲しいです。
具体例を先に上げるなら、以下になります↓
- 運動をする
- 朝起きて日光を浴びる
- 自然と触れ合う
- 瞑想
- 目標を設定して、それを達成する
- ポルノ
- SNS
- ギャンブル
- 薬物
などなど。

でもさ、人工のドーパミンの何がいけないんだ?
と思った方、鋭い!
人工のドーパミンのよくない点は
手軽にドーパミンを摂取できるところ
にあります。
ポルノとか、タバコ、ギャンブルとかって特に努力しなくても手軽にドーパミンが摂取できますよね?
「ドーパミンを手軽に」を言い換えると、「ドーパミンの急上昇」です。

急上昇したドーパミンは、急下降もします。
ドーパミンが急上昇に急下降すると、基準値よりも下がってしまいます。
基準値よりも下がるため、もっとドーパミンが欲しくなってしまいます。
こうして、人工的なドーパミンだと依存症になってしまうのです…

そして、脳はそういった手軽に摂取できるドーパミンが大好きです。
なので、脳からしたら
- 運動なんてするよりも
- ポルノを見ろ!タバコを吸え!
って指令を出します。
脳が乗っ取られるので依存した対象以外のことばかり考えるようになります。
依存のメカニズムをちょっと話しましたが、これには有効な対策があります。
それは、天然のドーパミンを得るのを習慣化することです。
天然のドーパミンは「緩やかに上昇して、下降も緩やか」です。

天然のドーパミンは安定していて、充足感が人工的なドーパミンとは違います。
そして、天然のドーパミンを得るのを習慣にしていれば、人工的なドーパミンが入った時に

いかんいかん。これは刺激が強すぎるな。
避けるようにしないと。
となって、依存になりずらいです。
前置きが長くなりましたが、つまり、一言で言うなら
運動しようぜ!
ってことを言いたかったわけです。笑
運動の習慣がある人は依存症にもなりずらいってアメリカの研究で証明されていました。
まぁ、メカニズムから考えると当たり前の話なのですが、運動は天然のドーパミンを出すのに最適です。
他にもやって欲しいのは
- 朝に日光を浴びる
- 瞑想をする
- 冷水シャワーを浴びる
- 本を読む
- 目標を設定して、それに努力する
- …
とか無限にあって、どれも僕はやっていますが、ひとまずは運動です。
僕もジムに行って、汗を流しています。
運動といっても、いきなりベンチプレスだ!ダンベルあげろ!とか言うつもりはなくて、歩くだけでも立派な運動です。
朝に散歩するとかもおすすめです。(ついでに、朝日を浴びれたらGood)
慣れてきたら、読書や瞑想などにも挑戦してくださいね。
何せ、ここでは人工よりも天然のドーパミンが得られる機会を増やすってことが理解できてればOKです。
方法② 簡単にアクセスできないようにする
せっかく運動をして、天然のドーパミンを得たとしても、
- Nintendo Switchが部屋の中にあったら?
- ポルノサイトに簡単にアクセスできたら?
全て無にきしてしまいます。笑
対策は簡単です。アクセスできないようにしたら良いんです。
もしくは、アクセスできるまでの距離を長くしたら良いのです。
- Nintendo Switchは捨てる
- ポルノサイトまでは簡単にアクセスできないようにiPhoneを使ってるなら、
- ブラウザはSafariを使う
- Safariで「成人向けWebサイトを制限」する(参考記事)
これだけです。簡単でしょ。
タバコがやめられないなら、買わなかったら良いのです。
ギャンブルをやめられないなら、ギャンブル系アプリを削除して、競馬場, パチンコ屋などに行かなければ良いのです。
オナニー依存の場合は、ポルノ禁を徹底して、ズボンを下ろさない、昼にベッドに横にならないとか徹底しましょう。
(オナニー依存の場合は、ちょっとコツが必要だったりするので、「オナ禁」論でまた語ります。)
スマホ(SNS)依存の場合は、SNSアプリ、アカウントともに削除したら良いんです。

そんなこと言ったってさぁ…もったいない気がするよ。
ゲームだって、せっかくここまでレベルを上げたのに。
お金だっていっぱいかけてきたのに…
と思った方もいるかもしれません。
わかります。時間をかけた分だけ、離れるのがもったいなく感じますよね。
これは、心理学的には「サンクコスト効果」と言われる現象なので、あなたは正常です。
ただ、ただですよ?
あなた、変わりたいのではないのですか?
もっと、ストレートに言いましょうか?
舐めんなよ笑
依存症とは「戦う」って言葉を使いました。
僕は本当に戦うだと思ってます。ぬるい気持ちで戦場に出たら、ボコボコにされてやる気を失うだけです。
中途半端な気持ちで、「依存症克服できたらいっかな〜〜」みたいな気持ちなら絶対依存症は治りません。
なぜなら、ドーパミンによって脳がハックされているから。
正直、脳がハックされている状態で正常な判断を下すのは難しいかもしれません。
でも、変わりたいなら、「依存症を絶対治す。自分本来の力を取り戻す。絶対あいつを見返すんだ!」ぐらいの気持ちで取り組んでください。
もちろん、失敗したって良いんです。
また立ち直りさえすれば。
気持ちがブレてなければ、依存症には何度だって立ち向かえます。
あなたはどうしますか?
別に、ゲームを捨てなくっても、ポルノサイトを見続けたって僕は何も困りませんよ。
覚悟ができた人は捨ててください。
アクセスできないように、何重もの障害をつけてください。
それができた人から、最後の方法にいきましょう。
方法③ トリガーが引かれたら別のことをする

トリガーってなんですか?僕はワールドトリガーしかわかりませんが…
と思った方、まぁまぁ焦らず。
今、あなたはトリガーを持っています。
トリガーとは「行動のきっかけ」となるものです。
行動のきっかけとは、ポルノで考えると
- ふとした調べ物で、エロ広告が目に入って、我慢できずにポルノを見た
- 疲れてベッドに寝転んで、スマホをいじってるとムラムラしてポルノを見た
- 夜、なかなか眠れないのでポルノを見た

このトリガーが引かれた時、今までなら「ポルノを見る」だったとしましょう。
しかし、ポルノ依存から脱却したい場合は「ポルノを見る」を別のものに置き換える必要があります。

これはなんでも良いですが、おすすめは「簡単だけど、頭が冷えること」をすることです。
やっぱり、運動がおすすめです。
そして、運動は筋トレ1回とかでOKです。
目標を小さくしておくことで、ハードルを下げて、蓋を開けてみると10回ぐらいやってた作戦でいきましょう。
あと、そもそもでトリガーが引かれる状態をなくすことも大切です。
そうなんです。
「ポルノを見る」だけを止めれば良いんじゃなくて、ポルノを見たい状態にならないようにするのも大切なんです。
なので、トリガーを探すところから始めましょう。
そして、今日からトリガーが引かれる行動をやめましょう。
例えば、
- エロ広告は見つけ次第ブロックしていく。or 広告カットする
- 疲れてもベッドに行かない。筋トレする
- 眠れるように、お風呂にしっかり入って、寝る2時間前からスマホ使わない
などなど…
まとめ 依存症を克服して、自分の人生を取り戻そう
この記事では、依存症を克服する方法論を解説してきました。
正直、ここまでやって依存症を克服できないとは思えません。
僕は、この3つの方法を使うことで、何度も依存症を克服してきました。
幼い頃から身近にあった、「砂糖依存」ですら克服できました。
できれば全てやって欲しいですが(どれか一つでも欠けると、リバウンドする可能性が高まるため)、最初は一つずつでも構いません。
また、何度も言いますが失敗したって構いません。
1からまたやれば良いのです。
しかも、失敗した原因を突き止めて、それに対処すれば良いだけです。
僕もポルノ依存から脱却する時は何度失敗をしたことか…笑
その度に自暴自棄になってきましたが、「また次がんばろ!」って思う心が大切です。
僕もまだまだな部分あるので、お互い頑張りましょう。
それでは!
P.S
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