#9 「お互い様」で相手のことを許す
僕には、許せない人がいます。
過去に裏切られて、喧嘩をして、対立しました。
その人のせいで、辛い経験がまた一つ増えました。
人を好きでなくなりそうになったし、あの時のことを思うと胸が痛いです。
それに、なぜあいつはヘラヘラ笑って生きてるのか?それを考えると、辛いです。
そして、そんなことを考えてる自分が嫌になります。
縁を切りたいけど、切れない。
普通に生きてたら、毎日会ってしまう。
あの人さえいなければ…
あなたには、許せない人がいますか?
憎く感じる人はいますか?
僕はいました。(過去形)
その人のことを考えると、憂鬱な気分になる人が。
許せない人はいなくても、「この人、なんか嫌だな。あんまり関わりたくないな。」と思う人は周りに1人はいるかもしれません。
そして、嫌な人は陰で自分の悪口を言っていたり、自分のことを見て笑ってきたりするものです。
僕はよくカフェに行くのですが、カフェに行くと色んな人の会話が聞こえてきます。
中には、カフェでパソコン仕事をしている僕を「シャレオツ(オシャレにしてるの乙)」「見て欲しいんでしょ」とか聞こえる声で言ってくる人もいました。
その瞬間は僕、すごく嫌な気持ちになりました。
なんと嫌なことを言ってくる人なのか。と…
なぜ平気でそんなことを言えるのか?と…
そう言った人を「気にするな」と言われれば、その一言で終わりでしょう。
しかし、悪口とか言う嫌な人、許せない人を「気にするな」の一言で気にならなくなるほど、簡単なことではないと思います。
でも、やっぱり心の持ち方ひとつで気にならなくなったりします。
いや、ほんとに気にならなくなるんですよ。。。
それは「お互い様」って思うこと。
自分だって、人に嫌なことをしてしまったことがあるはず。
自分だって、人に許されて育ってきたはず。
それを棚に上げて、
- あいつは嫌なやつだ。
- あいつのことが許せない
など、人のことには敏感になって暗い気持ちを持つのは違うと思うのです。
それは、「お互い様」なのだと思います。
どうでしょうか?わかりますか?
自分だって悪口を言ってしまったことがあるはず。
もちろん、今は人の悪口を言わないかもしれない。
でも、自分が未熟だった時、
- 悪口を言って、人を不快にさせたこと
- 人を馬鹿にして笑ってたこと
- 自分の思い通りにならないと、怒ったこと
などがあると思います。(僕にはありました。)
そのことは良いように忘れて、他人の悪いところばかり見て
- あの人は悪口を言うなんてけしからん
- なんて嫌なやつなんだ
- 絶対許さない
とか、人をジャッチするのは僕は違うと思うのです。
自分だってできてなかった時期があって、今は改心した。
今悪口を言ってくる人だって、後々改心するかもしれない。
だから、「お互い様」なのです。
許してあげましょう。あなただって許されてきたんですから。
悪口を言われても、人に嫌なことをされても、不義理なことをされても、お互い様と思って許してあげるのです。
最初はなかなかできないかもしれません。
でも、あなたが「お互い様」と思って許していくうちに心は軽くなっていきます。
それに、悪口を言ったり嫌な態度を取ったりする人は必ず自分に返ってきます。
あなたが飲み込まれずに、仕返しなどせずに、心の中で許してそっと離れたら良いだけなのです。
精神論ですが、僕は軽くなりました。
考え方ひとつなんだなぁ…ってそう思いました。
結論が出ましたが、もう少し深掘りして解説します。
許せなかった母親
僕は母親のことが許せませんでした。
(今考えても、ただの八つ当たりでした。母には申し訳ないことをしました)
経緯としては、僕は高1の時に
- ニキビだらけになる
- フケが出まくる
- うつになる
っていう、人生のどん底になりました。
そんな中で「学校を辞めたい」って母に伝えても、大反対。
辞めさせてもらえませんでした。
(結果的に、約1年後の高校2年の6月に学校を辞めてます。)
僕は母に
- 少し休みたい
- 起業とかして、自由に生きてみたい
とか言っても、ちゃんと勉強していい会社に勤めなさいと…
辛かったです。
みんなは優しかったけど、自分のことを大嫌いでした。
母と喧嘩もたくさんしました。
「なぜ、そこまで古い考えを押し付けるのか?」
「僕は死にたいとすら思っているのに、なんでヘラヘラ笑っていられるのか?」
そんな暗い感情ばかり思っていました。
早く大人になって、母とは縁を切りたいと思っていました。
でも、今ならわかります。
母だって、子育ては初めてなのです。
どうして良いか?がわからなかったんです。
母は母なりに僕のことを思ってくれていたのです。
僕は高1の時に辛い経験をたくさんしました。
今でもたまに思い返して、胸が痛んだりします。
最低なことだって(僕が)してきました。
今でもその時のことを引きずってる自分がいます。
それぐらい、僕に取っては辛かったし、心に深い傷をおった出来事でした。
でも、だからと言って母を許さない理由にはなりません。
僕だって、初めてのことで上手くできなかったことがあるじゃないか。
僕だって、母に嫌なことを言ったりしたじゃないか。
僕だって、自分の考えを曲げなかったことがあるじゃないか。
「お互い様」なのです。
そのことを忘れて、自分のことは棚にあげていてはいけません。
許してあげるし、自分も許してあげるのです。
辛い過去だって、今なら許せます。
過去は変わらなくっても、過去の解釈を変えることはできるはずです。
自分が成長するために必要だったこと。
それで良いと思っています。
皆さんも似たようなことが起きるかもしれませんが、ぜひ参考にしてください。
注意点:許しても、離れるべき人は離れよう
「お互い様」で許すのが大切とは言いましたが、関わってはいけない人とはすぐに離れましょう。
僕の中での
- お互い様マインド→自分の心を守るために使う
- ただし、許したからといって無理に付き合う必要はない
と考えています。
人の悪口を言う人とは距離を置いた方が良い場合が多いです。
許すのと、距離を置く…一見矛盾しているように思えますが、わざわざ悪口とかを言う人と一緒にいる必要はないのです。
距離を置いた上で、自分が暗い気持ちに囚われそうになったら「お互い様」と考えて許して自分の心を守りましょう。
Giveの心も一緒です。
他人にGiveをして、相手が不義理だったとしても(テイカーだったとしても)
- 相手のことは許す
- が、許したからといって自己犠牲になってテイカーに与え続ける必要はない
と考えています。
相手のことを許したら、また別の人に盛大にGiveしたら良いのです。
なので、「お互い様」マインドは人を許すためにありますが、嫌な人と距離を取るのも大切ですよ。
まとめ 「お互い様」で考えて、相手を許せる人になろう
この記事では「お互い様」と考えることで、相手を許すことについて解説しました。
自分だってできなかった過去があるはずです。
- 人に悪口を言ってしまったり
- 人を馬鹿にして笑ったり
だから、今、許せない人がいたとしても許してあげましょう。
あなたまでもが、暗い感情に囚われる必要はありません。
ただ、許したとしても離れるべき人とは距離をとりましょう。
あくまで自分の心を守るために使うのです。
僕自身、この考え方をするようになって心が軽くなったので、最初は上手くできないかもしれませんが、ぜひ実践してみてください。
それでは!
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