#10 PDCAを回しながら行動する
- PDCAって聞いたことあるけど、実践はしていない。
- PDCAって管理職とかマネージャーがやるものじゃないの?
と言う人や、そもそもで「PDCA(ピーディーシーエー)って何?」と言う人もいるかもしれない。
あなたが何か挑戦して、結果が出ずにすぐ諦めたり、そもそも行動できない理由。
それは「なんとなく行動」しているからなことが多い。
世の中には
- とにかく行動するんだ
- すぐやる人が成功する
など、今すぐやれ!って成功法則を使ってる人を多く見る。
それを実践したあなたはどうか?
- 行動してみたのは良いけど
- 行き当たりばったりになって
- これで上手くいってるのかわからない
- 思ったよりもしんどいし、全然結果が出ない
- …やめて、別のことしよ。
みたいに結果が出なくてすぐやめてしまう(or また違うことに次々手をだす。)
もちろん、行動力があるのは素晴らしいことだと思う。
世の中の9割以上の人は行動力がない。
実際に聞いても行動しない。
それに比べたら「すぐやる型」の人でも続けていれば結果は出ると思う。
でも、行動するときにPDCAサイクルを回し続けること。
これができれば、より結果を出しやすくなる。
進捗を確認しながら進めるので、進んでる実感を感じやすい。
し、辞めるべきタイミングだってわかりやすくなる。
何が良くなかったのか?次はどうしたら良いのか?が明確になる。
そのため、次の挑戦にも活かせる。
再現性が生まれる。
もし、
- 行動して他の人よりも圧倒的に差をつけたい
- 圧倒的な速さで結果を出したい
- このままでは成功できないと焦っている
などの人がいれば、ぜひ今日はなすPDCAを身につけて欲しい。
正直、めんどくさい。PDCAをやるってのは。
だからなるべく、ズボラでもできるように気をつけたつもり。
それでは、具体的な解説に入ります。
PDCAを回しながら行動したら、最短で結果を出しやすい

PDCAってそんなに必要?
管理職じゃないんだから、別にしなくてもわからなくない?
って人もいるでしょう。
PDCAを回していない状態では、何度も書くように
- 「とにかく行動!」って考えて行き当たりばったりになる
- 行動しているのに結果が出ない
- 同じ失敗を何度も繰り返す
など、「頑張って行動しているのに結果が出ない。」って状態に陥りやすい。
ただ、その中でたまたま成功して、それを伸ばしていくうちに結果が出るってことはあります。
でも、できることなら遠回りではなくて最短経路で成功したいものです。
- 「計画(達成目標)」が明確なので、現在時点を把握しやすい
- 計画に沿った行動ができるので、無駄な行動が少ない
- 自分のしてきたことを振り返るので、再現性ができやすい
などなど、PDCAを使うことで結果を出しやすくなります。
もちろん、PDCAを回しても失敗することはよくありますよ。
でも、PDCAはC(評価), A(改善)をすることによって、同じ失敗を繰り返すことが少なくなります。
成功している人は例外なく、PDCAを使っています。
ただ、PDCAを明確にやっていなくても、無意識で頭の中でPDCAを回していることが多いです。
(僕みたいな凡人は頭の中でPDCAをやると普通に失敗しますが。。。)

自分はなんとなくでPDCA回せてるから大丈夫だよ!
って思ってる人はいるかもですが、PDCAって奥が深いですよ?
浅いPDCAを回してても、むしろ時間の無駄と思います。
自己流でやるのではなくて、一生物のスキルであるPDCAをぜひ身につけて欲しいです。
PDCAの具体的な方法
さて、ようやくPDCAについて解説することになりました。(前置きが長い)
PDCAとは
- Plan(計画)
- Do(実行)
- Check(評価)
- Act(改善)
の4つの頭文字をとったもので、上から順番に実行してぐるぐる回すサイクルのことです。

※P→D→C→Aで回したり、D→C→Aで回したり、必ず4つ全部するってわけではないです。
そして、なぜ多くの人がPDCAを回せないのか?回し続けれないのか?
それはめんどくさいから。
(僕は今でもめんどくさいです。笑)
でも、それでも続けれるようにしたPDCAサイクルのコツをこれから一つずつ解説しますね。
STEP① Plan(計画)を立てる
まず、最初のステップはPlan(計画を立てる)ことです。
そして、このPが全ての工程の中で一番大切と言っても過言ではないです。
なぜなら、Pが曖昧だと、その後のSTEPも曖昧なものになって失敗してしまうからですね。
曖昧にしないために、より効果の高いPを立てるために大切なことは
- 数字を入れること
- 期限を入れること
の2つです。
↑を頭に置きつつ、Pで明確にしたいのは以下の2つだけです。
- ゴール(最終目標)
- KPI(途中目標)
つまり、最終目標とそれを達成するために必要な途中の目標が明確になればOKです。
ゴール(最終目標)を立てる
最初にやるべきはゴールを立てることです。
この時に気をつけたいのは、「数字と期限を入れること」ともう一つあります。
それは
あんまり先のゴールすぎないこと
です。
「10年後にこうなってたら良いな。」って考えてることがあると思いますが、それはPでは使わずに別の紙とかに書き出しておきましょう。
理想は最初のうちは1ヶ月などの短期な計画を立てるのがおすすめです。
なれてきたら3ヶ月後など、期間を延ばしてもOKです。

なんで短いゴールの方が良いんだ?
と思った人もいるかもですが、なるべく小さなサイクルをぐるぐる回すことで軌道修正しやすいからですね。
僕の経験上、長いPDCAはほぼ確実に挫折します。笑
なので、1ヶ月ぐらいでギリギリ達成できそうな目標にしましょう。
例えば、
◯月〇日(1ヶ月後の日付)以内に、新規事業で1円稼ぐ
みたいな感じですね。
慣れてないうちは難しいですが、とりあえず期限と数字が入ってるゴールならOKかと思います。
KPI(途中目標)を立てる
では、先ほど決めたゴールに対してKPI(Key Performance Indicator)って言われている、「途中目標」を立てましょう。
こちらも「期限と数字を入れること」が大切です。
KPIを立てるステップは
- ゴールまでの「課題」を洗い出す
- 課題をKPIに変換する
の2ステップで行います。
最初にやるべきはゴールまでの「課題」を洗い出すことです。
例えば、「12月31日以内に、新規事業で1円稼ぐ」がゴールだとしたら
- 初心者でも早く売上が上がるビジネスを知らない。
- 副業をやる習慣がない
- 相談できる仲間がいない
など、これ解決できたら良さそうと思うのを思いつくだけ書いていくのです。
その中から自分の中で優先度の高い課題を3~4つぐらいに絞り込みます。
次に出てきた課題をKPIに変換していきます。
ここで注意点が2つほどあって、
- 行動計画にならないこと(結果的にどうなっていたいか?で考えるとわかりやすい)
- 数字を入れる
のが大切です。
それを踏まえて、KPIに変換してみたので参考にしてください↓
- 初心者でも早く売上が上がるビジネスを知らない。
- 3日以内に、売上が早く上がるビジネスを5つ見つける
- 副業をやる習慣がない
- 副業に充てる時間を1日3時間作る
- 相談できる仲間がいない
- 2週間以内に相談できる人を3人見つける
こんな感じです。
できましたか?
最初はなんとなくでも大丈夫です。これでゴールとKPIが作成されました。
そして、今後はKPIを一つずつ達成できるように動いていく感じです。
Pがしっかりしていると、後のDCAも楽になるって意味が分かりましたか?
Pが明確でイメージしやすいと、やる気も湧いてきますし行動もしやすいです。
ただ、注意点として「自分でもできそう!」ってぐらいの目標にするのがおすすめです。
初心者の方がやりがちなのが、「目標が高すぎる」ってことで
- 目標が高すぎて、なかなか結果がでない
- (PDCAのDで詰まっている状態)
- やっぱりPDCAなんてしても意味ないな〜
- PDCAもやめる
って負のスパイラルに陥りがちです。
そうならないためにも、できそうなぐらいのP(計画)を立てるのがおすすめですよ。
それでは、Doに移りましょうか。
STEP② Do(実行)する
Pを元にDoの行動計画も立てていきます。最終的には、TODOベースに落とすのがこのSTEP2の目的になります。
なので、STEP2でやるべきことは
- KPIを達成するためにすべきこと(DO)を洗い出す
- DOをTODOに分割する
の2つです。
ここまでやれば、やることがかなり明確になるため一つずつこなしていきましょう。
KPIを達成するためにすべきこと(DO)を洗い出す
まずは、KPIを元にDOを洗い出す作業です。
KPIを達成するためにした方が良いことや解決策などを書いて、「行動」ベースにまで落とし込んでいきましょう。
例えば、
3日以内に、売上が早く上がるビジネスを5つ見つける
というKPIなら、
- ビジネスアイデアが書いてある本を読む
- ビジネスアイデアが見つかりそうな動画を探す
- ChatGPTに相談する
などがDOになります。
できましたか?
あまり気負わずに、「やってみたら良さそう!」って思えるものは全て書き出してみて、後から絞り込むのがおすすめです。
DOは最終的に3~4つぐらいに絞り込んでください。(多すぎるとできる前に挫折する原因になるので。)
これが大事!と思うものを残しましょう。
DOをTODOに分割する
最後に先ほど出したDOをTODOベースにまで分割しましょう。
コツは自分の心理的ハードルが下がるまで分割することです。
(粒度が小さい方が行動しやすくなるため。迷ったら小さめが良いと思います。)
例えば、
ビジネスアイデアが書いてある本を読む
というDOに対してなら
- 本を探しに本屋に行く
- Amazonで良い本がないか検索する
- 夕飯の後に買った本を読む
などのTODOに分割します。
個数は気にせずで、自分が行動できる粒度で良いです。
例えば、本屋に行くTODOを実行する時に、実行するのが面倒だったら
- 椅子から立ち上がってクローゼットに行く
- 服を着替える
- 靴を履く
- 外に出て、電車に乗る
- 本屋まで歩く
- …
みたいに、ここまで細かく!?って思うぐらい小さくすると行動しやすいですよ〜
ここまでできたら、あとはやるのみです。
TODOをこなしながら、DOを達成していきましょう。
STEP③ Check(評価)する
さて、Checkはいつ行うのか…?
答えは「毎日」です!
毎日のようにD→C→A, D→C→Aをするのがおすすめです。
なぜ、毎日(Dと)CとAを行う必要があるのか?
それは
- すぐ軌道修正することで、最短でKPIを達成しにいけるから
- 毎日行うことで習慣化しやすいから
だからです。
まぁ考えてみれば当然ですが、何か問題が起こった時(or 起こりそうな時)に素早く修正できた方が絶対結果出るのは早いですよね。
なので、毎日今日のDoを振り返って改善する意識を持ちましょう。
そして、具体的にCでは何をしたら良いのでしょうか?
毎日やるので、なるべく簡単にできる方が良いですよね?
僕がいつもみているのは
- TODOの消化率(DOの進捗)
- 上手くいった理由を書く
- うまくいかなかった理由を書く
ぐらいです。
要するに、
- 進捗は良いか?(詰まってる箇所などないか?)
- その進捗になっている原因を分析して、次に活かせる状態にする
が明確にできていたら良いかなと。
それをノートなどに2~3行で書いていきます。
PDCAガチ勢の人には怒られそうですが、毎日行うことなのでなるべく簡単にしたほうが良いかと思っています。
大切なのは、小さくサイクルをぐるぐる回して改善していけること。
それが本質と思っていますので。
最後に、改善するときのコツを書いていきますね。
STEP④ Act(改善)する
最後に改善です。ここはCが上手に行えていれば、「次のDOで改善しましょう。」ぐらい簡単です。
例えば、Cの段階で
- TODOにひとつも手をつけれなかった
- SNSを2時間ほどみていた
- 他の仕事をしていて、時間がなかった
という分析ができていたとします。
それなら改善策は
- SNSを2時間見ていた→SNSアプリを消す。制限をかける
- 他の仕事をしていて、時間がなかった→朝、最優先でTODOに着手する
と言うように、なるべく「仕組み」で解決できるように改善していきます。
「仕組み化」というと難しく聞こえるかもですが、
自分の意思に頼っていないか?
を自問自答すれば簡単に仕組み化できます。
まぁ、「頑張る」的な改善策を出さないことがポイントってことです。
以上でPDCAをざっくり解説してきました。
Pがしっかりしたものだと、D, C, Aは割と楽に進むのではないでしょうか?
何度も言いますが、PDCA(DCA)はサイクルの速さがとっても大切です。
細かく改善を重ねて、目標を達成しましょう。
まとめ PDCAを回しながら行動することで、圧倒的な結果を出そう
今回はPDCAを解説しました。
正直、めんどくさいし、どうせみんなやらないかなと思って書くのを躊躇していました。
でも、僕はPDCAを学んで行動を続けていくことで何度も結果を出してきました。
僕は主に仕事で使っていますが、プライベートでも使えると思います。
- 彼女を作る
- オナ禁をする
- 筋トレをする
などなど…
僕も成功している経営者さんの事業をよく見てますが、改善のスピードが鬼早いです。
改善改善、改善です。
行動量もえげつないです。
僕はそんな姿を見て、やってみても上手くいきませんでした。笑
でも、やっぱりちょっとぐらいは追いつきたいなと思って、どうしたら良いか悩んだあげくPDCAに辿り着きました。
こうやって理論を学んで実践すれば、僕も少しは改善、改善のマインドになってきたと思います。
あれ、まだPを作ってないんですか?
ノートを準備せず、読んだだけですか?
やりましょう。
目標達成したいんですよね?遠回りになりますよ?
本来なら3ヶ月でできたことが、1年以上かかっちゃったり、そもそも達成できなかったりしますよ?(もちろん、遠回りも含めて大切ですが…)
それでは!
P.S.
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